はじめに
年少から幼稚園に入園予定のお子さんをお持ちのかた、2歳前後ってどうしても時間を持て余していませんか?
私もとても苦労しました。今も苦労していますが。
私の場合は、娘の言葉が出るのが遅く、1歳半検診ではずっと泣いててちゃんと検査ができず「とりあえず2歳まで様子を見ましょう」となりました。
そして2歳になってもまだまだ意味のある言葉が出ず。
娘は2歳になっても言葉がほぼ出ない状態であったため、2歳前後からいろいろなことを試しました。
そして半年後…2歳7ヶ月の現在、簡単な意思疎通まではできるようになりました。
言葉は数個の2語文や簡単な意思疎通。
トイレトレーニングは始めたけどまだトイレに座らせているだけという感じです。
私と同じように2歳で言葉があまり出ないお子さんを持つ方に向けて、この記事を書きました。
筆者は専門外ですので「これをすればいい!」と断言はできませんが、行ったことのメリット・デメリットを共有できればと思います。
私が娘に実際にしたこと
こどもちゃれんじ ぷち買った
実は主人に内緒で5ヶ月分ほど購入。
「もっと言葉に触れさせよう!」という意思で購入しました。
また、家におもちゃが少なかったのと、年齢に合うおもちゃが私には分からなかったという理由のため…。
気になるおもちゃが出る度に入会→退会を繰り返しています。
メリット
年齢にあうおもちゃがついてくる
子どもにおもちゃを買ってあげようと思っても、
どのようなおもちゃが良いのか分からないって思いませんか?
こどもちゃれんじは、年齢にあったおもちゃが届くのですぐ遊ぶことができます。
4月生まれか3月生まれかによって適齢のおもちゃは違いますが、
言葉が遅れているお子さんの場合は、届いてから数ヶ月後に役に立つときがでてくる可能性があります。
こどもちゃれんじを入会している家庭が少なくないので、安心感がある
「とりあえず迷ったらこどもちゃれんじで良いかな?」という風潮があるといえばあります。
実際幼児教育などを考えているご家庭は、小さい頃からこどもちゃれんじに入会しているかもしれません。
同じ年で同じようなおもちゃなどに触れ合えるので、同じ内容を習っている安心感は多少あります。
デメリット
おもちゃの置き場所に困る
おもちゃの量が多いときや少ないときでまちまちですが、 毎月おもちゃが送られてくるのでスペースを取ります。
年間25,000円ほどかかる
年間25,000円ほどとなると、市販のおもちゃがどれくらい買えるのでしょうか…。
子どもがアンパンマンに興味を持てば、アンパンマンのおもちゃも買いたいと思うでしょう。
こどもちゃれんじのみしか買わない!のであれば、それほど高い買い物でも無いです。
こどもちゃれんじEnglishを買った
こちらは現在進行形。
幼稚園で英語の授業があるようなので、今から少しずつ慣らしています。
英語の曲が多いのが嬉しいです。娘は覚えてよく歌っています。
メリット
2ヶ月ごとしか来ない
毎月来ないので、おもちゃの場所を取るなど考えることが減ります。
毎月届くと教材が溜まってしまう…ということも無いので、気軽です。
他の英語教材と比べて安い
「ディズニー英語システム」「WorldWide Kids」に比べ、安価で英語に触れ合うことができます。
また、途中でやめることもできるので、気に入らなければ簡単に退会できます。
音楽が多いので、音楽を通じて英語に触れ合うことができます。
デメリット
早期からはじめても習熟度は不明
ぶっちゃけこれどうなんでしょうか。
とりあえず触れ合える、持て余す時間を有効に使えるので私はDVDを流していますが。
最近は幼稚園でも英語を教えているようなので、今から耳に慣れさせるのもいいかなと思っています。
会話の中で日本語と英語が混ざるので修正が必要
うちの娘は、「りんご」は日本語より英語を先に覚えたので、
療育先で「apple!」と言っていたようです。しかも発音上手。
(今は日本語と英語が7:3くらいで出るみたい)
別にいつか英語も覚えるし良いんですけどね…。
学研Petit Pas(プティパ)に通った
550円で幼児教育がやっていると知り、実際行ってみました。
長時間椅子に座る、先生の話を聞くことなど集団生活の予習にもなり、楽しめています。
ここの良いところは「安い」「絵本がついてくる」「先生がベテラン」だということ。
今は療育の関係で行っていませんが、予定が合えばまた行きたいです。
メリット
1回550円(税込)と、とても安い値段設定
絵本や材料費、大人向けの読み物などがついてきて税込550円。
とても安いしお得すぎる料金設定です。
毎月絵本がついてくる
毎月厚手の紙(ボードブック)で作られた絵本がもらえます。
家に持ち帰ることができるので、1冊絵本が増えます。
絵柄がとてもかわいく、文字が大きくて読みやすい!
背表紙には絵本に関連する楽譜がのっているので、一緒に歌ってみるのもいいかもしれません。
工作があるため、はさみ、のりの使い方を学べる
切ったり貼ったり程度の工作が楽しめます。
この年齢だと、家ではさみを使うのもまだ心配になりますが、
教室だと先生もいるのできちんと子どもと向き合いながら工作ができます。
また、必要なものは全て用意してくれているので、持ち物無しでOKです。
私が通った教室では、のりを使ったあとに拭くおしぼりまで用意されていました。
細かいおもてなしが本当にステキです。
デメリット
開講している教室が少ない
この書き方少し間違っていて、実際のところは
「開講はしているけど子どもが0人で実質閑古鳥が鳴いている状態」という感じのようです。
余談ですが、学研教室はプティパとは別に「未就園児コース」があり、そっちの受講案内を勧めるときがあります。
月1回なので、スケジュールをあわせる必要がある
私の話で申し訳ないですが、育児サークルや療育などは週1日で通っているので曜日が固定されます。
月1回の開講となると、その曜日の他の週はどうしようと悩みが増えます。
内容的にも月1回が丁度いいですが、なかなか他の予定と合わせにくいです。
奈良県在住の私ですが、大阪府まで通いました。
先生は本当にいい先生。教えるのも上手だし準備もしっかりしているし。
ですが遠いのが難点でした。
奈良県でも開講している教室はあるけどアクセスが良くなくて悩んでます。
療育に行き始めた
療育先は2ヶ所、それぞれ週1回ずつ&病院での言語療法士が月2回。
療育は母子分離(うち1つはマジックミラーで観察)、言語療法士は母子同室です。
メリット
母子分離の場合、少しでも子どもと離れる時間ができリフレッシュできる
母子分離の療育に通わせている親御さんの一部の方で、
ずっと一緒にいるとイライラしてしまっている方も少なくないと思います。
その場合は、週1回でも離れる時間を作ったほうが絶対良いです。
母子分離の療育でも、数時間~半日程度など、療育先により預ける時間が異なります。
事前に見学必須の療育機関が多いので、見学して雰囲気を感じて選んでください。
簡単な幼児教育を体験できる
私が通っている療育の内容を見たり聞いたりしていると、
工作したりフラッシュカードのようなことをしたりと、
幼児教育と変わらない部分も少なくないのではないかと感じます。
実際に幼稚園受験する塾とはかなり隔たりはあると思いますが(というか一緒のレベルのハズがない)、
運動や工作、集団生活を学ぶことができるので、短時間の幼稚園みたいだと私は感じています。
デメリット
実際通い始めるまでが面倒
療育に通うには「受給者証」が必要になります。
また「利用計画案」「セルフプラン」の書類の作成など、正直ワケ分からん書類を用意しないといけません。
私の場合は、
1.市の母子保健課に「療育に通いたいです」と伝えた
2.母子保健課で発達検査を行った
3.結果から、再度「療育に通いたい」と伝えた
4.療育先を探した
5.受給者証の取得
6.「利用計画案」「セルフプラン」の書類の作成
7.療育先と契約
という流れで療育までこぎつけました。
療育先がサポートしてくれますが、療育がスタートするまでは頭がこんがらがります。
家で1~10まで覚えた
湯船から出るときや、サイコロ、お絵かきボードなどを使って数字を覚えさせました。
メリット
家庭での会話が増え、言えた後の達成感を覚えることができる
2歳7ヶ月の時点では、0~19までほぼ言えます!
数字は生きる上で必要なものなので、言えて損はないと思います。
デメリット
TVやお店などですぐ数字を言う
見つけた数字をすぐ言って親の顔を見ます。
褒めますが、どこに書いてある数字なのが親も追うのが大変です。
数字の概念まではまだまだ理解できていないです。
また、「ひとつ、ふたつ」「いっぽん」など、読み方が変わることもまだ覚えられていません。
家でアルファベット大文字を覚えた
全部では無いですが2歳半の時点で2/3くらい言えるようになりました。
書けないですが識別は可能。発音ははっきりしたものから聞き取れないものまで。
メリット
26文字しか無いので覚えやすい
アルファベットって少ないし、形も複雑でないので覚えやすいです。
親の達成感にもつながります。
2歳7ヶ月の時点では全て読めます。小文字は興味を持ち始めた程度。
教えたらすぐ覚えそうです。
デメリット
周りに驚かれる…くらいですかね?
ひらがなより先にアルファベットを覚えますので。
その他
- 車の中で「九九」や「ABC」のcdを流した
- 「ベビーブック」買った
- ベネッセの体験DVDを流した
など、ちまちまいろいろやりました。
結果
2語文を言い始めるようになった、簡単な会話ができるように
まだまだ言える言葉は少ないですが、2語文、またそれ以上出るようになりました。
また、「どうぞ」→「ありがとう」や「パパおはよう」など、動作に対しての言葉が増えてきました。
暇を持てあますことが無くなった
今まで予定がなく何をしようか迷っていたことも多かったですが、予定ができたことで家にいる時間が少なくなり、暇だと思うことが減りました。
また家に遊び道具が増えたので、いろいろなもので遊ぶようになりました。
座って人の話を聞けるようになった
育児サークルや療育に通い始めてから「きちんと座る」ことを覚えたみたいで、皆が座っているときは自分もちゃんと座ることを分かっています。
また、自宅などで絵本を読むときは勝手にページをめくらずお話を聞くことが増えてきました。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
発達には個人差があるので、これをしたことで伸びるかどうかは言えませんが、親としてはいろいろ子どもに試してあげたいですよね。
財布と相談して、お子さんにあった方法を試してみてくださいね。
「今でしょ!」ではないですが、できることはやっておいたほうが、親の私としても気分が良いです。
結局発達については個人差が大きいと思いますが、何事も積み重ねだと思うので、やっておいて損は無いと思っています。