はじめに
青ヶ島って聞いたことありますか?
聞いたことないよ、どこにあるの?
なんかTVで見たことがあるような…?
伊豆諸島の最南端にある有人島です。
度々バラエティ番組のロケ地に使われていて、また島の形が特徴的なので聞いたことある人も少なくないと思います。
ネットで調べるとよく「選ばれし者しか行けない島」と書かれていますが、
全くそうではなく、これは一日一往復しているヘリコプターの乗車定員が9人しかないものと思われます。
(先着予約順なので「選ばれし者」とは思わないですが…。)
近年では海外のWebサイトで紹介され、外国人の観光客も多いそうです。
そんなこんなで魅力ある青ヶ島をご紹介します。
- 一人旅をしたいが、どこに行こうか迷っている人
- 青ヶ島はどんなところか知りたい人
島の概要など
本土からの位置関係
ここにあります。
東京からおよそ360kmのあたりにあります。
1番近くにある八丈島からは70~80kmほど離れており、八丈島を経由しないと青ヶ島には行けません。
青ヶ島は伊豆諸島の1番南にある有人島です。
二重カルデラの火山島
青ヶ島で特徴的なのは二重カルデラです。
この形は世界でも珍しいようで、海外からも観光客が訪れています。
住所はすべて無番地
集落は10~15分くらいで1周できるほどの大きさで、商店は1つだけあります。
宿泊施設はすべて集落内にありますが、キャンプ場は集落から徒歩1時間以上かかります。
行程・金額など
1泊2日~がおすすめ
青ヶ島では1泊以上がおすすめです。
あまり大きくない島ですので、24時間あれば島を堪能できると思います。
夜の星空が綺麗ですし、夜は飲み屋でいろんな人とお話して欲しいので、ぜひ宿泊することをおすすめします。
予算
フェリーで行くか飛行機やヘリコプターを使うかで費用はだいぶ違いますが、安く行くのであれば東京からだと5万くらいから行けそうです。
(例:フェリー往復22,000円+宿3泊ほど27,000円=49,000円)
私はテントを担いで行きました。宿を利用したのは青ヶ島での1泊のみです。
東京ー八丈島はフェリーで、八丈島ー青ヶ島はヘリ。
7泊で予算は7,8万程度だった気がします(うろ覚え)。。
行き方
飛行機かフェリーで八丈島経由で行けます。
また、八丈島からはフェリーかヘリコプターで行くことができます。
青ヶ島へは八丈島を経由しないと行けません。
東京から八丈島への行き方
- 飛行機で
羽田空港から八丈島行きの便が出ています。
1時間ほどで到着します。
予算は座席や日程により変化しますが、片道1,2万前後でしょうか。
詳しくはANAのWebサイトをご覧ください。 - フェリーで
東京の竹芝客船ターミナルから船が出ています。
所要時間は10時間半ほど。途中三宅島や御蔵島にも寄港します。
東京から八丈島へは、東京を22:30に出て、八丈島に8:55に到着します。
運賃は2等で8,500円ほどとなります(2020/05/22現在、月によって変化します)。
詳しくは東海汽船のWebサイトをご覧ください。
フェリーの利点はやっぱり安いこと!
夜行なので、寝ている間に八丈島に着きます。
青ヶ島へのヘリコプターでの接続は難しいので宿泊が必要なのが少しネックかも。
八丈島で何泊かして青ヶ島へ行くのもおすすめです。
八丈島から青ヶ島へ
- ヘリコプターで
八丈島にある空港から青ヶ島まで、およそ20分で到着します。
飛行機で八丈島まで来ると乗り換えが楽です。
事前予約が必要で、定員は9名。
大人片道11,750円です(2020/05/22時点)。
詳しくはは東京愛らんどシャトルのWebサイトをご覧ください。
ヘリで島へ行くなんてなかなかない体験ですよ!
予算に余裕があればぜひヘリに乗ってみてください。 - フェリーで
週4日「あおがしま丸」が八丈島ー青ヶ島を結んでいます。
予約不要で、所要時間は3時間ほど。
金額は月により変化しますが、大体2,600円ほどです。
詳しくは伊豆諸島開発 八丈島⇔青ヶ島のWebサイトをご覧ください。
青ヶ島の楽しみ方
丸山ハイキング
二重カルデラの内側にある丸山の火口部分は歩くことができます。
1周するのにあまり時間はかかりません。
景色は良いところとそうでない場所もあったような気がします。
上り下りする場所もあまりなかったので、歩きやすいですよ。
大凸部
2重カルデラの外側の一番高い場所です。
青ヶ島の一番高い場所でもあります。
展望台になっており、青ヶ島の景色を堪能することができます。
地熱釜
火山島である青ヶ島の地熱の利用した釜があります。
今でも山から水蒸気が噴出していて、キャンプ場やサウナの近くにあり、誰でも利用できます。
私は島の方においもなどもらいました。
商店で卵を買えばゆで卵を作れちゃいますよ!
サウナ
青ヶ島の地熱を利用した天然のサウナです。
サウナももちろん暖かいですが、サウナ周辺も暖かいのでぜひ寝転がってみてください。
大杉
!注意!
必ず島の方と一緒に行ってください。
山道です。履き慣れた靴で行ってください。
島の南の方にある山道を歩いていくと1本の大きな杉に出会えます。
この大杉は樹齢200年以上と言われています。
私は山ガールの格好で島に遊びに来たので、島の人が誘ってくれました。
登りでもないし踏み跡もあるけど、何か自信のない人は辞めたほうが良いと思います。
1人では危険ですので、行きたい場合は宿などで島の方に行きたいことを伝えましょう。
集落散策・飲み屋
やっぱり島旅といえば島の方や観光客との語らいです!
飲み屋では島の人と観光客が一緒にお話できます。
何気もない話ですが、お酒を飲みながらは楽しいです。
私はここで皆と仲良くなって、展望台へ行って星を見に行きました。
4人で横になって自己紹介して…。一期一会でしたが、青春を楽しみました。
そうそう、青ヶ島で私は年越しをしたのですが、その年の最後に食べたごはんは、
たまたま道歩いてたら島の人に声をかけられて行った家での島寿司でした。
歩いているだけでいろんな体験ができるかもしれませんよ。
その他の情報
風景印など
青ヶ島の郵便局では風景印があります。
私は青ヶ島で初めて風景印を押してもらいました。
…が、当時は風景印の大きさを知らなかったので、うまくスペースをあけることができずに郵便番号に被ってしまいました。
郵便局員さん、すみません…。
ヒッチハイク
この島での移動は基本的に宿からの送迎です。
しかし私は初日はテント泊だったので宿は無く。
歩いていたら島の人に「ここはヒッチハイクするのよ~」と言われました。
実際歩いていたら何度か車に乗せてくれることがありました。
実際私は「乗せてくださいー」ということはありませんでしたが、島の方が気づいたら乗せてくれました。
青ヶ島小中学校
とても綺麗な校舎です。
島で1つの自治体なので、小中学校が島内にあります。小学校と中学校が繋がっています。
高校進学のために、中学を卒業すると八丈島か本土(本州)に出るそうです。
信号機
島唯一の信号機です。LEDで綺麗ですよ。 小中学校前にあります。
十一屋酒店
島唯一の商店です。
日用品や食品、おみやげなどが売っています。
日頃スーパーなどに行く人はお店の大きさに驚くかもしれません。
ぜひおみやげを買ってくださいね!
私は初めての島旅でこの商店を利用しました。
沖縄など、他の集落の商店も同じですが、これくらいの商品で生活しているの!?と驚きでした。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
東京都心からもそんなに遠くない絶海の孤島、青ヶ島。
ぜひのんびりしに行ってみてください!